ミステリ

「十角館の殺人」綾辻行人(1987年、日本)

十角館の殺人〈新装改訂版〉 「館」シリーズ (講談社文庫)作者:綾辻行人講談社Amazon 「望むところさ。僕が探偵役を引き受けてやるよ。どうだい?誰かこの私、エラリィ・クイーンに挑戦する者はいないかな」 綾辻行人の館シリーズの第一作目。再読。 青屋敷――…

「そして誰もいなくなった」アガサ・クリスティ(1939年、イギリス)

そして誰もいなくなった (クリスティー文庫)作者:アガサ・クリスティー,青木 久惠早川書房Amazon 小さな兵隊さんが一人、あとに残されたら 自分で首をくくって、そして、誰もいなくなった 言わずとしれたミステリの古典的名作。 孤島に招待された十人の男女…

「厭魅の如き憑くもの」三津田信三(2006年、日本)

厭魅の如き憑くもの 刀城言耶シリーズ (講談社文庫)作者:三津田信三講談社Amazon 谺呀治家は憑き物筋の家柄で黒、神櫛家は非憑き物筋の家柄で白――なんていうように、白黒をはっきり決められることなど、実は世の中には少ないと思うんだ 憑き物筋の谺呀治家、…

「密室殺人ゲーム 王手飛車取り」歌野晶午(2007年、日本)

密室殺人ゲーム王手飛車取り (講談社文庫)作者:歌野晶午講談社Amazon だが、彼らが行っているゲームは、いま挙げた既存のミステリー・エンターテインメントとは、一つの、しかし決定的な違いがあった。 彼らは仮想の殺人事件を推理しているのではなかった。 …